最近、歯が染みるのよね
それは知覚過敏よ
冷たい飲み物を飲んだ時、歯が染みたことありませんか?
それが知覚過敏です!
知覚過敏とは、歯のエナメル質の中にある象牙質が露出してしまい、刺激によって痛みを感じる症状をいいます。ひどい時には息を吸うだけで、痛みを感じることがあります。
この記事では、歯科医院勤務30年のデンタルコーディネーター”やん”が、知覚過敏の対処法4つを、なるべく専門用語を使わずに分かりやすく紹介していきます。
あなたに合った対処法で症状を改善させましょう。そして、知覚過敏から解放されて美味しいものをいっぱい食べて幸せになりましょう。
知覚過敏とは
知覚過敏は、歯が外部の刺激に対して過敏に反応する状態を指します。通常、冷たい飲み物や食べ物、温かい飲み物や食べ物、甘いもの、酸っぱいもの、冷たい空気、または歯の表面に刺激を与えることによって、歯が痛みや違和感を感じることがあります。
歯の知覚過敏は非常に一般的な問題であり、しばしば冷静な対処や特定の歯磨き粉、歯ブラシの使用を変えることで改善する場合もありますが、症状が重い場合や他の歯の問題が原因である可能性がある場合には、歯科医師に相談することが重要です。歯科医師は適切な診断を行い、適切な治療を提案してくれます。
知覚過敏の原因は
知覚過敏は、歯のエナメル質や歯根面の象牙質が削れることによって、神経に対して刺激が伝わることが原因となります。エナメル質の減少や歯茎の退縮、歯のクラックなどが知覚過敏の要因となる場合があります。
知覚過敏の原因①エナメル質の削れ
歯の表面を覆っているエナメル質が削れることにより、象牙質が露出し、刺激を感じやすくなります。エナメル質は歯の保護層であり、飲食物や歯磨きなどによる摩擦や酸性の影響によって削れることがあります。
酸蝕歯
酸蝕歯(さんしょくし)は、歯のエナメル質や象牙質が酸によって溶かされることによって引き起こされる歯の状態です。一般的に、酸性の飲食物や飲み物を摂取することにより、口腔内の酸度が上昇し、歯の表面にあるエナメル質や象牙質が侵食されることが原因となります。
知覚過敏の原因②歯茎の退縮
歯茎が後退すると、歯根面の象牙質が露出し、刺激を受けやすくなります。歯茎の退縮は歯周病や過度な歯磨きなどによって引き起こされることがあります。
知覚過敏の原因③歯のクラックや折れ
歯がクラックや折れてしまうと、刺激が歯の内部に伝わり、知覚過敏を引き起こすことがあります。
知覚過敏の原因④歯の治療や処置
歯の治療や処置によって歯が刺激されることにより、一時的な知覚過敏が起こることがあります。例えば、歯のクリーニング、詰め物、歯の抜歯などが挙げられます。
知覚過敏の原因⑤過度な歯磨き
過度な歯磨きや過激なブラッシング方法によって、エナメル質が削れることがあり、知覚過敏を引き起こすことがあります。
これらの原因によって、歯の神経が刺激されることで痛みや違和感を感じることが歯の知覚過敏の主なメカニズムとなります。適切な予防や治療を行うことで、知覚過敏を軽減することができる場合もあります。
歯の知覚過敏は非常に一般的な問題であり、しばしば冷静な対処や特定の歯磨き粉、歯ブラシの使用を変えることで改善する場合もありますが、症状が重い場合や他の歯の問題が原因である可能性がある場合には、歯科医師に相談することが重要です。歯科医師は適切な診断を行い、適切な治療を提案してくれます。
ホワイトニングの後
知覚過敏の対処法
知覚過敏の対処法として4つ紹介しています。対処法①はセルフケア、対処法②~④は歯科医院での処置になります。
歯の染みの度合いにもよりますのでセルフケアで効果が無ければ、歯科医院で適切な治療を受けましょう。
知覚過敏の対処法①:知覚過敏用の歯磨き粉を使う
歯が染みるくらいで歯医者に行きたくない!行きにくい!って方もいると思います。
治療費もかかるしね…
先ずはセルフケアで様子見てね
歯が染みる!って感じたら、先ずは知覚過敏用の歯磨き粉を使ってみましょう。
実際に私も知覚過敏があり、メルサージュヒスケアを使っています。初めて使った時は効き目にびっくりしました。
歯磨き前のうがいと、歯磨き後のうがいで歯の染み方が違ったんです!
なんか胡散臭い押し売りのようですが、本当に実感したので知覚過敏でお悩みのあなたにおすすめします。
勿論、使用感や効き目には個人差はありますが、症状の軽いうちに一度試してみてください!歯の染みが楽になるかもしれません。
商品の広告
知覚過敏の対処法②:歯に薬でコーティングする
歯磨き粉でかなり良くなったけど、まだ染みるから歯医者さん行ってみようかな
出来るだけ歯を削ったり、詰めたりせずに症状を和らげたいですよね。
歯を削らないので安心してんね
これは歯科医院で行います。
対処法①の”知覚過敏用の歯磨き粉を使う”で効果が出ない場合は、次のステップに進みます。
歯科医院には知覚過敏の歯に塗布する薬があります。知覚過敏用の歯磨き粉を使っても症状が改善されないときは歯科医院で診てもらいましょう。
この対処法は、歯を削ったりせずに染みている部分に薬を塗布します。
歯にコーティングしているので、日々の生活でコーティングが剥がれてしまいます。定期健診の時などに、繰り返し薬を塗布してもらいましょう。
知覚過敏の対処法③:歯をレジンで覆う
これは歯科医院で行います。
歯茎の境目に段差ができて染みている歯に行うことが多いです。
歯ブラシの
知覚過敏の対処法④:歯の神経を取る
これは歯科医院で行います。
対処法①~③をしてみも染みるのが治まらなければ、歯の神経を取ることもあります。
神経を取るのは最終手段です。
虫歯が原因の場合も同じですが、歯の神経を取ることは本当にもったいないと思っています。歯の神経を取ると、冷温が感じませんし、虫歯になっても気づきにくいんです。